ダンドリ、ダンスタなどと略称でも呼ばれてるようですが、私たちのダンス部ではドリルとスタジアムと呼んでいます。

顧問になりたての頃、高校ダンス部の大会があるのかどうかもわからなかった。部活動であるならば、大会に参加した方がよいのではないかと思い、いろいろと調べた結果、ダンスドリルという競技大会の存在を知った。

顧問になって2か月。2009年、ダンスドリルの大会に出場し、もののみごとに予選で敗退した。しかしこの体験が次の年に生かせることになる。2010年、前年の悔しさを晴らし予選を通過、全国大会に出場そしてそのまま全国大会で優勝した。その勢いでダンススタジアムの大会にも初出場、西日本大会で準優勝であった。

ドリルもまだ大会が開かれて数回程度、スタジアムは第3回大会であったように思う。スタジアムは翌年から全国大会に規模が拡大する。

いずれの大会も始まったばかり、ただやはり全国規模の大会、予選があって全国大会がある、そして一定のダンスレベルを維持している大会はこのふたつ、ドリルとスタジアムであると思う。

それから5年、高校ダンス部の勢力図も大幅に変化した。さらにここ1年でも変化の度合いが強くなっている。

悩ましいのは、このふたつの大会、日程が重なることである。昨年はドリルの全国大会の日とスタジアムの予選の日が重なった。一昨年は一日だけずれているという日程であった。

ただいわゆる高校ダンス部としては、圧倒的にスタジアムのほうが参加校が多い。ドリルはどちらかというとチアダンスが主流となっている。

一条高校としては初期の段階で両大会に参加し、結果を残したのでそのままの形態で参加し続けてきたが、昨年は日程のまるかぶりでスタジアムには参加できず、ということになった。実情はもう少し複雑ではあるが、結果としてドリルにだけ参加。

部活動としてどの大会を目標に活動すればよいのか、そのつどそのつど仕切り直し、いちから考えるというのもまたあまり好ましくはない。ただそのような状況に置かれてしまっているという現状がある。

この夏の大会、ドリルとスタジアム両方の大会に一条高校は参加します。